外資で仕事がしたい!給与UPさせたい!という方には必見です。
そのために最初に必要なのが、英語の履歴書です。
履歴書用の英語は普段の英語とは違う文章です。
慣れていないと難しく感じるかもしれませんね。
でも、読み手はプロです。目に留まる内容があるかを一瞬で速読します。
そのほんの数分で面接するかどうか決められるのです。
そのためには、どんな文章がいいのか?
ここでは、英語履歴書の文章を作成するために5つのポイントを説明します。
日本の履歴書を単純に英訳しない
一番やってはいけないことです。
理由は、日本語表現と英語表現には大きな違いがあります。
特に日本語には形容詞を入れることが少ないので、英語にすると平凡な情報になってしまうことが多いのです。
伝えたい内容は伝える言語で考えたほうが、伝わりやすいです。
また、考え抜いた文章は、面接時の回答にも役に立ちます。
求人案内や企業サイトから重要な文言をピックアップする
英語履歴書のレイアウト構成を決めるコツでも簡単にお伝えしていますが、
「提出先のニーズに合わせる」のが大事です。
そのために求人案内の詳細や企業サイトの理念などのページから、重要だと思う文言をピックアップしましょう。
まず求人案内や企業理念などをプリントアウトか、どこかにコピペしましょう。
そこから、重要な文言にハイライトを付けます。
少なくとも10箇所以上はつけましょう。
どんな文言が重要かというと、
■ 必須資格(年数など含め)
当たり前に書き込みますが、抜けがないようにチェックを入れておきましょう。
例)必要とされる卒業学部、免許や認定資格 など
■ 求める人材の詳細
具体的な内容だけでなく、例で挙げたような形容詞や名詞にも注目しましょう。
例)supportive、passion、collabolate などの単語はありませんか?
■ 企業の価値観
企業の価値観に共感できることが前提です。必要な価値観は求める人材と重なる点が多いです。
例)innovate、achieve、honesty、integrity などの単語はありませんか?
■ 繰り返し使われている単語やフレーズ
求人案内や企業人事サイトで繰り返し使われている単語やフレーズは、英語履歴書のスクリーニングで設定されていたりしますので、マークしておきましょう。
■ 言い換えているけど意味が同じ単語やフレーズ
名詞だったり、形容詞だったり、イデオムにしているけど根本的には同じ意味の単語やフレーズも英語履歴書のスクリーニングで設定されていることがあるので、全てマークしておきましょう。
■ ここが重要!と書いていたりする単語やフレーズ
求人案内に正直に「重要です」と書いてあることがあります。
これは素直に受け入れてマークしておきましょう。
これだけで、10箇所以上は付いていると思います。
強み×得意×実績 とピックアップした文言を組み合わせる
ピックアップした単語やフレーズを自分の強みや得意、実績に組み合わせていきます。
資格などのスキルの書き方
単純に「〇〇資格あり」「□□を7年使用」だと推しが弱いと思いませんか?
例えば、求人に「Microsoft 365 が中級レベル以上使えること」とあります。
あなたは5年以上使っていて上級レベル者とします。
これでは、どれぐらいのレベルなのか不明です。
これだといかがですか?5年で上級レベルに到達してることが明確ですよね。
推しのある文章に変換していきましょう。
キーワードを入れる
ハイライトを付けた単語や文言を得意なことや実績に組み込みましょう。
例えば、「supportive」という単語にハイライトを付けたとします。
前後の文章から「協力的な」人材を求めているとすれば、
「協力的に活動した実績」を書くために、supportive もしくは、動詞のsupport を文章に入れます。
「協力的」という単語を「volunteer」と別の言葉にしていると、キーワードサーチに引っかからない可能性がでてきます。
重要だと思った文言や単語は、キーワードサーチに登録されている可能性があります。
動詞または形容詞に変換してでもいいので、文章に入れ込みましょう。
動作動詞(Action Verbs)を使う
実績を強く推すために動詞選びは重要です。
中でも動作動詞 (Action verbs) を使いましょう。
例えば、受賞していたり、免許を持っていることを書くのに「have」では弱すぎます。
「Awarded」、「Won」などの活動を強調する動詞を使いましょう。
他にいくつか例を挙げてみます。
- resolved issues(問題を解決した)
- increased revenue(収入を上げた)
- accomplished task(タスクを完了した)
- achieved sales (売上を達成した)
- led huge projects(大きなプロジェクトを率いた)
- managed 20 staff (20名のスタッフを管理した)
履歴書に使えそうな動作動詞は、またリストにしてリンクを付けますね。
文章の構成を揃える
全体の文章の構成を揃えましょう。
その方が、読みやすいからです。
文頭が、動作動詞や名詞で混在していると、見ただけでゴミ箱行きになりかねません。
私が一番オススメする文章構造は、こちら。
(動作動詞)+(目標/目的)+(達成)
例えば、こんな文章です。
目的はこれで、何をして、達成した。という流れが明確になります。
達成した内容は具体的なものにしましょう。数字が入るとそのレベルが伝わりやすくなります。
まとめ
英語履歴書の文章を組む5つのポイントを解説しました。
- 単純に日本語の履歴書から英訳しない
- 求人案内や企業サイトから重要な文言をピックアップする
- 強み×得意×実績 とピックアップした文言を組み合わせる
- 動作動詞(Action Verbs)を使う
- 文章の構成を揃える
英語と日本語との表現が違いますので、英語で伝わるように表現を変える必要があります。
使う単語や文言は、求人案内や企業理念などに書かれているものを使うようにしましょう。
自分の書きたい内容にピックアップした単語や文言を入れましょう。
動作動詞を使いましょう。推しが強くなります。
文章の構成は、(動作動詞)+(目標/目的)+(達成)で揃えるのがオススメです。
外資や北米で仕事をしてみたいという方の参考になれば幸いです。