こんにちは、さえこです。
超寒いカナダの冬対策のお話第2弾。今回は、家や店舗など建物はどんな対策をしているのかを書いてみました。
寒い場所だから、行きたくなーい!と言われる方、実は快適なんですよ。
私は大阪出身ですが、冬に実家に帰る気になれません。
というのも、家の中が寒いからです。
古いというのもありますが、夏の湿度対策のために換気がいいので、外気がよく入ってきますし、家の中全体を暖めていないからなんですね。
朝、布団から寒くて出られない、というツラさはこちらに来てからなくなりました。(暖房をタイマーセットしておけばいい?)
クルマ編でも書きましたが、この辺りはカナダでも南側に位置するので、寒い日でも−20℃ぐらいです。
外がどんなに寒かろうと、室内は20℃ぐらいに保たれています。
北海道も同じかと思いますが、住宅にはどんな工夫がされているか、紹介していきます。
家はセントラルヒーティング
基本的に寒冷地仕様になっているカナダの家は、セントラルヒーティングです。
地下室に発熱機を設置し、暖めた空気を家の中全体を循環させています。
なので、部屋から出たら廊下が寒い!風呂やトイレが寒い!とかいうことは全くありません。
アパートなども同じく、建物全体で暖めていますから、それだけで快適だったりします。
なので室内では半袖でも全然平気でいられる訳です。
玄関は部屋から遠い
人の出入りで外気が一番入りやすいのが玄関です。
家の設計によって違いますが、古いタイプの家だと二重の扉にしているところがあります。
ひとつめの玄関を開けるとスペースがありますので、そこで雪をはらったりして中に入る準備ができて、もうひとつの扉が家の中への玄関になっています。
最近建てられた家は、ドアはひとつのところが多いですが、玄関は広めで部屋まで距離があるところが多いですね。
人の出入りが多い店舗やモールなどの玄関も2重になっているところが多く、自動ドアの上部から温風が出ていて外気が入るのを防いでいるようなものもあります。
厚い窓ガラス
窓ガラスは1枚だと日本のガラス窓の厚みの倍ぐらいあるかと思います。
もしくは、二重ガラスか二重サッシになっています。
二重ガラスというのは、文字通り2枚ガラスが窓にはまっています。
なので、ちょっと窓は重い気がします。開かない締め切りの窓も結構あります。
壁の厚さにはルールがある
かなり厚いです。
外壁の素材によって少し違いますが、オンタリオ州ですと190mm以上ないといけない(石造りだと140mm) ルールになっています。
内壁との間には、もちろん断熱材がしっかり入っています。とっても気密性が高い造りになっています。
屋根の下はもふもふ
屋根からつららができている家は、古い家によく見かけます。
室内の暖房が外にもれているために雪が融けてつららになっています。
屋根ももちろん、相当の断熱材が入っています。
日本の豪雪地帯の屋根についている、雪落とし用のでっぱりがつけている家も時々みかけます。
でも、屋根の雪下ろしをしている人はみかけたことありません。
雪自体が軽いからでしょうか?
暖炉大好き
薪での暖炉を使っているお宅もたくさんあります。ちゃんと煙突付きです。
また、安全だし、手入れが楽なガスや電気の暖炉を付けるほど人気です。セントラルヒーティングで暖かくっても付けます。
ガスだと炎はリアルですが、電気の場合は炎も電気なので雰囲気を楽しむぐらいでしょうか。
それでも、赤みのあるオレンジ色が部屋にあると気分も落ち着いていいです。
うちのアパートのロビーにも電気の暖炉がついています。
クリスマスになると暖炉の上も飾り付けして、両サイドにはプレゼントを入れる大きな靴下を飾り付けます。
まとめ
建物には、カナダの寒い冬を快適に過ごすための工夫がいろんなところにされています。
玄関、窓、壁、屋根と万全に極寒からガードされています。
部屋の中は快適温度で保たれているので、Tシャツで過ごしている人も多くいます。
そのため、朝寒くて起きられないという言い訳はできません。(私です)
よく、カナダは寒いから大変よねと言われるのですが、あんまり実感がないのはしっかり寒さから守られているからなのです。
これからカナダに来られる方もご心配なく。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
冬のカナダ生活も安心していただければ幸いです。
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