こんにちは、さえこです。
カナダといえば、超寒いというイメージですか?その通りです。
なので冬対策はバッチリ行います。
今回は、クルマと冬の運転の対策として何をしているかを書いてみました。
スキーやスノボでカナダに来られる人に必見です。
カナダも場所によりますが、北は超絶極寒、−40℃〜−50℃の北極です。
私の住んでいるのは、オンタリオ州の南側なので、寒い日でも−20℃ぐらいです。
それでも、やっぱり寒いですよね。
↓オンタリオ州については、こちらに書きましたので参考にしてください。
ここは、車社会なので、多少の雪が降ろうが、クルマで出かけます。
そのため、クルマには冬の対策はきちんとしておかないと大変です。
自治体もしっかり準備します。
運転もどういったことに気をつけなければいけないか、知っておく必要があります。
でも実は、雪が降っている日の運転より、雨が降っている日の方が怖いのです。
冬の雨は、速攻で氷と化すからなんです。
道路も木も濡れたとたんに凍っていきます。雪は、ふわっとしている分、降り始めは風に舞って道路に積もらなかったり、積もってもすぐに除雪車が稼働するので、不安はそれほどありません。
とはいえ、普段のドライブとは違ってきます。
車社会で、そんな極寒の冬を安全に過ごすためになにをしているか、順を追って書いていきます。
クルマの極寒対策はどんなことをするの?
カナダで販売されているクルマは、基本的に寒冷地仕様になっています。
寒冷地仕様の車というのは、低温で寒い過酷な環境でも快適に使用できるように最初から設定されています。
例えば、
- バッテリーの容量が大きい
- シートヒーターがついている
- ハンドルにもヒーターがついているものもある
- ワイパーが太かったり、モーターが大きい(雪かき用)
- ドアの周りやワイパーシールドのゴムが低温でも凍らない材質
- エンジン下にカバーがついている
- 道路に撒く凍結剤(塩)によるサビ防止強化塗装や凍結防止剤塗装
- ブレーキやトランスミッションのオイルに凍結防止剤が入っている
などがあります。
毎年冬になる前に冬タイヤに交換します。
町中で運転するぐらいであれば、オールシーズンタイヤでも構わないという人も多いですが、私個人的には、ブレーキの効きがやっぱり違うので、毎年11月半ばから末にかけて交換しています。
ちょっと燃費が悪くなるのは仕方ないですけどね。
道路はどんな対策がされているの?
日本の豪雪地帯では、散水する消雪パイプが設置されていたりする道路がありますが、カナダで見かけたことはありません。
多分、その水も凍ってしまうし、破裂するからだと思います。
一般道は路肩もが広く、歩道と車道の間に芝が植えてある場所に雪をかき寄せておくことになります。
高速道路も特に何か大きな設備を設置していたりすることはありません。
じゃ、管理はどうしているの?と思いますよね。
自治体や道路管理会社は、冬になる前に準備するのは、
道路に散布する凍結防止剤の「塩」を用意。しかもすごい量です。
砂利集積場かと思うような大きな広さの場所に大きな塩の倉庫が各地域にあります。
また、雪が降った時の除雪車運転の求人が11月頃になるとよく見かけるようになります。
ショベルカーも歩道用の小さいものからサイズがいくつかあります。
高速や広い一般道で道幅いっぱいのサイズの除雪車が3〜4台斜めに並んで除雪していく姿はなかなか壮大です。
天気予報によって、前日から道路に塩が撒かれます。
夜中の大雪で積もった日も高速やメイン道を優先に除雪され、朝のラッシュ前にはきれいになっています。
昼間にもずっと降っていて積もるような日でも、何時間かごとに除雪されます。
ですので、積雪の上を苦労して走ることは、あまりない訳です。
そういった訳で雪はそんなに運転に支障を起こすことは、大きくないのですが、ただ、タイトルにもある通り、怖いのは冬の「雨」なのです。
雨として降っているのに、その雨水はすぐさま凍っていきます。
道路、木、駐車した車など、凍っていきます。
凍結防止剤も雨で流れてしまったあとは、凍り始めるので、ツルツルになっていきます。
この上を走るのはとてもリスクが高く、徒歩もキケンです。
なので、天気予報でFreezing rainと言われた日は、私は外に出ないようにしています。
冬の運転で気をつけたいことは?
運転で一番気をつけたいのは、やっぱり路面のコンディションです。
晴れていても、路面が濡れているように見えるところは、凍っているかもしれないので、なるべく上を走らないようにはしたいです。
どうしても走らないといけない時は、ハンドルを切らないで真っ直ぐ走れるようにしたいです。
これは、雪の上でも同じです。右左折やカーブでは十分にスピードを落とさないと横滑りします。
また、ウィンドウウォッシャー液を切らさないようにしておきましょう。
特に高速道路だと、雪ではなく、道路に撒かれた塩が原因で窓が真っ白になってきます。
バッテリーの確認もしておきたいですね。極寒の日に車が動かなくなって立ち往生なんてことにならないようにしたいです。
雪を車に乗せたまま走行する人がいます。
これはかなり危険なため、必ず落としてから運転してください。
しかも、見つかると罰金です。
もし、そんな車が前を走っていたら、後続するのは避けてください。
落ちた雪で前方が見えなくなって追突してしまったり、重い雪だと車にもダメージを受けることがあります。
車に入れておく冬場の小道具
日本でも霜が窓ガラスに凍るので、スクレーパーを常備されている方がほとんどだと思います。
こちらでメジャーなのは、片方にブラシが付いた、ほうきぐらいの長さの雪かきを車に積んでおきます。
ブラシで雪を落とせるというのが、私にとって感動でした。サラサラなので、掃けるんですね。
すぐ補充できるようにウィンドウウォッシャー液を車に積んでいる人も多いですね。
あと、長距離を運転するときは、万が一のためにブランケットを入れておきます。
事故や故障でしばらく暖が取れない状況になることがあるかもしれません。
吹雪になると、前が本当に見えなくなります。
裸眼で運転できる方もドライブ用の乱反射が低減される伊達メガネをかけると見やすくなるので、車に乗せておくといいですね。雨の日も見やすくなるので、オススメです。
どうしても靴が雪まみれ、塩まみれになるので、フロアマットをゴム製の防水マットに交換する人もいらっしゃいます。ちなみに私は面倒なのでしていません(笑)
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まとめ
カナダの南側とはいえ、寒いときは-20℃まで下がります。
そこまで気温が下がる日はだいたい快晴です。雪の日は少し暖かいのです。
カナダの車は寒冷地仕様ですので、低温に対しての対策はできています。
また雪の日はすぐさま除雪されるので、さほどパニックなるような心配はありません。
心配なのは、雪より雨なんです!雨が速攻で凍るのです。
木も道路も凍ってしまいますのでツルツルです。
そんな日は、歩くのもままならないので、家でじっとしているのが得策です。
極寒の冬での運転は、通常とは違いますが、気を引き締めて運転すれば、思っているよりも難しいことはありません。
私も最初はビクビクでしたが、左ハンドルより慣れるのは早かったです。
もし、冬のカナダに遊びに来られるときは、この話を思い出していただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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