こんにちは。さえこです。
私の住んでいる市は郊外ですが、田舎というわけでもなく、中間ぐらいの規模です。
そんなマンションや家が立ち並ぶ街でも、たくさんの動物を見かけます。
今回は、住人たちを紹介しながら、どう共存しているのかお伝えしたいと思います。
カナダグース(雁)
カナダと付いているぐらい、カナダでは有名な水鳥、ガンの仲間です。(でも国鳥ではないです。)
ダウンジャケットの会社の名前でも知っている人は多いのではないでしょうか?
因みに、単数が goose 複数になると geese です。
白鳥よりひと回り小さいぐらいのサイズです。
だいたい水辺にいますが、道路の真ん中をひょこひょこ歩いていることもしばしばあります。
ですので、こんな標識をよく見かけます。
渡り鳥なのですが、ここ数十年、定住するようになっているようです。
餌となる芝生が十分にありますし、この辺りだと渡らなきゃいけないほど寒くないからみたいです。
春になるとヒナを連れているのはとってもカワイイのですが、親はとっても凶暴な時期で突かれたりしますので、遠くからそっと見守るだけにしてください。
身体も大きし、季節によっては群れでいるので、その分の糞害も大きいため、足元にはお気をつけください。
公園には、こんなトリビアな看板があります。
吹き出しには、「知ってる?カナダグースは、1日に60回フンをするんだよ。」と書いてあります。
なので、
「水辺で餌を与えないでください!バクテリアが増えて、ビーチを閉鎖しなければならなくなってしまします。」
と訴えかけています。
リス
ヨーロッパやアメリカなど旅行された方は、必ず見ているのではないでしょうか?
リスはそこらじゅうにいます。
英語で Squirrel と呼ばれる大型のリスは、大きく3種類います。
- Black Squirrel(黒リス)
- Eastern Gray Squirrel(灰色リス)
- American Red Squirrel(アメリカン赤リス)
色が違うので、区別しやすいですね。
黒いリスは、突然変異で生まれてくるそうで、カナダの寒い冬に強いそうです。
因みにリスは冬眠しません。
あらゆるところで走り回っていて、見ているだけならカワイイのですが、庭の花など食べてしまったりするので、天敵になってしまいます。
なかなか賢いし、すばしっこいので、お庭で野菜作りをされている人などは囲いをしっかりしていないとやられてしまうので、とても苦労されています。
ちなみに、背中に縞模様のあるシマリスは、Chickmunk といいます。
シマリスは、森林の中で暮らしているので、あまり街中にはいません。
アライグマ
日本のみなさまには、ラスカルでお馴染みですね。
英語で Racoon と言います。丸くって、カワイイですが、見かけによらず凶暴です。
しかも、手足の器用なアライグマは、食料確保にゴミ箱を開けて漁ってしまうので、Scavenger とも呼ばれます。
アライグマ対策された、ロックのあるゴミ箱も開けられる子が現れてきているそうで、学習能力も高いそうです。
基本的に夜行性なのですが、昼間に出てくるのは、狂犬病などの病気をしていたりするので、絶対に触ったりしないでください。
キツネ
夕方に散歩すると時々見かけます。足の長い柴犬ぐらいの大きさです。
この辺りで見かけるのは、Red Fox です。
あまり町中に住まないそうですが、近くに住みやすい場所があるんでしょうね。
初めて見た時は、人を全く警戒せず、スタスタと通り過ぎるのでびっくりしました。
肉食なので、小鳥やリスを食べて生活していますが、時々果物なども食べるそうです。
特に人間に危害を与えたりすることはありませんが、子猫や小型の子犬などを狙うことがあるので、庭に出しっぱなしにしないようにしましょう。
スカンク
スカンク(skunk)は、怖いもの見たさですが、一番会いたくない動物かも知れません。
あの臭いは本当に強烈です。姿がなくても臭いだけする時もしばしば。
ゴムが焼けるような、卵が腐ったような、臭いものを全部混ぜた感じです。
尻尾を上げていたら、速攻で離れてください。
スプレーされると本当に厄介です。臭いがなかなか取れませんし、耐えられません。
時々、犬が興味本位で近づいてしまって、よくやられているようです。
その臭い落とし専用の犬シャンプーが販売されていますが、重曹と食器洗剤などを混ぜて作る方法もあります。
トマトジュースで洗うとよい、という都市伝説がありますが、これは効かないそうですので、しないでくださいね。
ウサギ
毛並みは明るい茶色のが結構います。
リスと違ってのんびりさんなので、座り込んでいるのをよく見かけます。
この野生のウサギはペットのウサギとは違うので、捕まえて飼うのは州の法律違反となります。
知人のお庭では、毎年巣作りされて、赤ちゃんウサギを見かけるそうです。
レトリバー犬がいても気にしないみたいですね。(逆に守られているのでしょうか?)
コヨーテ
そんなに頻繁にお目にかかったことはないのですが、何度があります。
ちょっと大型犬ぐらいのサイズがあって、オオカミよりひと回り小さいのがコヨーテ(coyote)です。
こんな町中にも夜に徘徊していますが、たまに昼間にも見かけることがあるようです。
完全に肉食ですので、ペットの小型犬を庭に放しておいて、被害に会ったというニュースを耳にします。
散歩道にもこんな看板があるぐらいです。注意しましょう。
大人が襲われることはないですが、もし見かけたら、近寄らず、そっと避けて歩きましょう。
動物たちに対するルール
細かいルールは、州や地域によって違いますが、基本的には変わりません。
動物たちとは、十分な距離を置いて、眺めるだけにしてください。
近づいたり、触ったりしないでくださいね。
エサを与えてもいい?
かわいいので与えたくなりますが、エサは絶対にあげないでください。
自分の敷地に来たからといっても、あげないでください。歓迎したくない動物もやってきます。
小鳥用のエサは、冬の間だけにして、大量に地面に撒いたりしないで、小鳥用エサ容器(bird feeder)にいれましょう。
噛まれたり、引っかかれたりしたら?
もし、動物に噛まれたり、引っかかれたりしたら、地域の保健医療機関に連絡しましょう。
その動物が狂犬病の疑いがある場合は、医者、地域の保健局にすぐさま連絡しましょう。
ケガをしていたり、死んでいる動物をみつけたら、どうすればいい?
触らず、助けようとせず、地域のAnimal Control Centre に連絡しましょう。
庭などに入ってきた動物はどう追い払う?
大抵の動物は、音をたてるなどすれば、逃げていきます。
ただ、夜に侵入してくる動物がいるので、モーション感知ライトを付けたりしておくことで、ある程度は避けられるでしょう。
近寄ってもらいたくないので、エサとなるような食料を外に出しっぱなしにしたり、ゴミ箱のフタは、しっかり閉めておきましょう。
生ゴミ用のゴミ箱は、ガレージに入れているお宅が多いですね。
巣など作られて困ってしまった場合も、Animal Control Centreに相談できます。
まとめ
郊外の市とはいえ、マンションや家が立ち並ぶ街でもたくさんの動物を見かけることができます。
他にもまれに見かけることがある動物はいくつかいますが、代表的な住民をピックアップしました。
- カナダグース
- リス
- アライグマ
- キツネ
- スカンク
- ウサギ
- コヨーテ
どの動物たちも住民の一員でカワイイのですが、触ったり、危害を与えたりしないで、適度の距離感を保って仲良く暮らしていられるのがいいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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