こんにちは。さえこです。
皆さんのカナダに対するイメージって何ですか?寒いところ?大自然?メープルシロップ?でしょうか?
私が思うあまり知られていないカナダのトリビア的な話を選んでみました。あなたの知らなかったカナダはいくつありますでしょうか?
私が選んだカナダの知られざる(と思う)7選です。
- 多文化なカナダ社会
- この人もカナディアン?
- 公用語は英語だけじゃない
- 首相は11人いる?
- ホワイトハウスを燃やした?
- カナダの発明品
- カナダに本社がある会社
多文化なカナダ社会
カナダってどういうところ?と聞かれると、私は「国連っぽいところ」と答えています。移民国家のカナダですので、多数の民族が集まって暮らしています。オンタリオ州の中心都市トロントだと、カナダ以外で生まれた人は人口の約45%、いわゆる欧州白人系ではない見た目の違う少数派(visible minority) の人口は約50%にものぼります。それだけ多民族が生活していますので、電車に乗ったり、街を歩いていても、英語以外の言語は頻繁に聞こえてきます。英語のアクセントもさまざま。街もモザイクと言われるほど、各民族のコミュニティエリアができて、そのエリアに行くと看板や店もその文化が見られます。その民族にとって大事な祝日も首相がお祝いの言葉を送るだけでなく、スーパーのチラシに、「ディワリのお祝い!」や、「旧正月祝賀!」など書かれたりもしますので、私たちに縁のなかった行事を知ることができます。
アメリカ人だと思っていた、あの有名人
日本でも知名度のある俳優や歌手にカナダ人は結構いらっしゃいます。
俳優
- キアヌ・リーブス(映画 マトリックスでご存知の方が多いでしょうね)
- ジム・キャリー(映画 マスクで有名になられましたね)
- マイケル・J・フォックス(映画 バック・トゥ・ザ・フューチャーで大人気)
- マイク・マイヤー(映画 オースティンパワーズで有名ですね)
- ライアン・レイノルズ(映画 デットプールです)
- キャリー アン・モス(映画 マトリックスのトリニティです)
歌手
- セリーヌ・ディオン(この方といえば、タイタニックのテーマソングですね)
- ジャスティン・ビーバー(元祖YouTuberですね)
- ドレイク(ラッパーですけど、俳優も起業もされています)
- アヴリル・ラヴィーン(ロック女子としてヒットしましたね)
- ブライアン・アダムス(80sに人気でした)
- ニッケルバック(ロックバンドです)
- Sum41(こちらもロックバンドです)
まだまだたくさんいらっしゃいますが、この辺りで。
カナダの公用語は英語だけじゃない
国の大半で通じるのは英語ですが、ケベック州はフランス語を公用語としています。東海岸側にあるニューブランズウィック州は英語とフランス語を公用語とすると定めていますが、他の州は特に定めていません。また、ヌナブト準州では、先住民言語を保護するためにその言語も公用語としています。とはいえ、国としては、公用語は英語とフランス語の2言語としていますので、食品パッケージや国の公共サービスなどには必ず両方の言語があります。私の場合、最初来た頃は、商品説明をぱっと見ではフランス語と英語の区別がつきませんでした。「なんでさっぱり分からないの?」と一瞬思って、「あ!フランス語だった!」と勘違いしてまうことが多々ありました。
首相は、英語とフランス語ができないといけないわけではないのですが、票を獲得するには、ケベック州でも演説や討論会をしなくてはなりません。ここで、どうしてもフランス語が必要になってくるわけですので、やはり両方できた方が断然有利になります。
首相は11人いる?
もちろん、カナダ国家全体の首相 prime minister は一人です。しかし、カナダの10ある州の知事は英語で premier と言います。実は、国の首相も premier と言うことがあります。米国だと州知事は governerで、カナダ準州の知事もgoverner、日本の都道府県知事は governerと訳されます。では、premierとgovernerの違いは?となりますよね。持っている権力がpremierの方が大きいのです。ですので、各州によってルールや規則が違っています。例えば、州の消費税や運転免許証取得年齢、上記でお話した言語の扱いなどたくさんあります。ということで、カナダには11人ものpremiersがいるということなのです。
ホワイトハウスを燃やした?
1812年から1815年に米英戦争がありました。米国が北に進出してくるのを防ぐためにイギリスとその頃イギリス領だったカナダが戦いました。その戦争で、イギリス軍がワシントンDCを占拠して大統領官邸を焼き払いました。その後、米国が負けて北への領土拡大を断念しました。ですので、正式にはイギリスが燃やしたのですが、参戦していたカナダも行ったことになるでしょうか。ただ、この戦争に勝利したおかげでカナダという国ができたといっても過言ではないと思います。因みに、どうして大統領官邸がホワイトハウスと呼ばれるようになったかと言うと、この焼き討ちのあとに白いペンキで塗ったので、「ホワイトハウス」と呼ばれることになったのです。
カナダの発明品
みなさんの知っているモノが、実はカナダで発明されていたりします。
ドライ・ジンジャーエール
カナダドライって言うぐらいなので、ご存知の方も多いですよね。現在カナダドライのブランドは、アメリカの会社が所有しています。
電話
アレキサンダー グラハム・ベルという人の名前は学校の授業で聞いたことあるかもしれませんね。そうなんです、この方、スコットランド生まれカナダ育ちなのです。カナダで電話の実験をしています。
スノーモービル
1936年にジョゼフ アルマンド・ボンバルディアという方が、雪の上でも走行できる乗り物として製造しました。乗り物好きな方はこの名前を聞いて、「ん?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。現在、電車や飛行機など製造しているボンバルディア社の創設者です。カナダケベック州に本社があります。
バスケットボール
1891年、ジェームズ・ネイスミスというカナダ出身の方が、アメリカで体育の先生をされていたときにバスケットボールのゲームルールを作成されたのがはじまりです。
カナダに本社がある会社
あの会社、カナダ本社だったの?という会社が意外とあるのです。有名どころをピックアップしてみました。
ブラックベリー(Blackberry)
日本ではあまり流行らなかったですが、キーボード配列がついた携帯電話が有名です。オンタリオ州に本社があります。
ルルレモン(Lululemon Athletica)
ヨガパンツで有名ですね。ブリティッシュコロンビア州に本社があります。
ショッピファイ(Shopify)
ECサイトのプラットフォーム会社です。こちらもオンタリオ州です。
ボンバルディア(Bombardier)
上記でお話したスノーモービルでスタートして、飛行機など作っている会社です。
レストラン・ブランド インターナショナル(Restaurant Brands International)
バーガーキングを運営している会社です。カナダで有名なコーヒーショップ、Tim Hortonsもこの会社が運営しています。こちらもオンタリオ州です。
まとめ
いかがでしたか?ご存知だったのことはたくさんありましたか?ひとつでも「へえ〜っ」って思ってもらえたら嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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